学校からのプリント、たくさんもらってきますよね?
その中に歯科検診の紙が入っている子もいたのではないでしょうか?
6月4日は虫歯予防デーです。6(む)4(し)ということですね。このあたりで紙をもらってくることが多いです。
チェックが入っているとすると虫歯、歯肉炎、歯並びあたりでしょうか。
ではチェックが入っていた子は、いつ歯医者にいけばよいのでしょうか?
「今でしょ」(今さら!?)
ですね。
虫歯にチェックが入っていた子!
特に乳歯の虫歯は進行性のものが多く発見されて数ヶ月でぼっこり大きな穴になっていることもちらほら。
当院でも、数か月前のフッ素塗布で見られなかった虫歯がいきなり発見されることも。それだけ進行がはやいということ。
もし学校で検診が行われたのが4月だとすると、紙をもらった時点で2か月経っています!神経の治療に移行すると通院回数も一気に増えます。
早期の受診をお薦めします。
歯肉炎にチェックが入っていた子!
歯肉炎はプラークの取り残しによって歯茎に炎症や腫れを起こしている状態を言います。プラークを取り除けば歯肉炎は改善します。
が、
取り除いたプラークの下に虫歯が隠れていることがあります!プラークの中には虫歯菌も含まれているのです。ここにチェックがあるということは虫歯の可能性もあるということです。
早期の受診をお薦めします。
歯並びにチェックが入っていた子!
本人は矯正を嫌がっているし、お父さんの転勤の可能性もあるし・・・。
通い続けるのはなぁ。今はまぁいいか。
よくありません!
矯正治療は始める時期が大切です。子供の矯正は成長を利用して治療します。成長が止まってしまえば治療時期を逃してしまうことも。
治療する、しないは自己判断ではなく、一度、いつもの歯医者さんか、矯正歯科さんで話を聞いて、それから判断してもいいのではないでしょうか?
歯並びは将来の虫歯、歯周病のリスクに大きく影響してきます。
早期の受診をお薦めします。
早期の受診を・・・
と言ってはいますが、子供ひとりで歯医者に行って一人で帰ってくることはありません。
お父さんお母さんにお願いです。
歯科検診の紙をもらったら必ず歯医者に連れて行ってあげてくださいね。
「予防に勝る治療なし」
院長