【歯のウソホント!?】歯科治療の中断は危険!歯科医院に相談を。
2020.04.23更新
最近、コロナウイルスのニュースを見ていると、「不要不急の歯科治療は控えてください!」っていうのを見ることがありますよね。「じゃあ、治療中だけど歯医者行くのやーめよっ!」となってしまうとかなり危険です!
一つ例を挙げますと、根っこの治療(歯の神経の治療)中に通院を止めてしまうと、治療前より悪化してしまうことがあります。根っこの中に入れてある薬は数週間しか効果を発揮しません(薬の種類によっては長く効果を発揮するものもあります)。治療してから数週間経ってしまうと、根っこの中では、バイ菌がどんどん、どんどんどんどん、どんどんどんどんどんどん・・・増えていきます。数か月後、治療のために仮のフタを取ってみると、根っこの中は真っ黒に・・・。仮のフタをもう一回そのまま戻して見なかったことにしたいくらい汚れていることもあります。そのまましっかり通院していれば数回で終わった治療も、治療を中断したことで2倍、3倍とかかってしまうこともあるのです。
恐ろしいですよね。
じゃあどうすればいいの?
『ご自身の判断で治療を中断する前に「かかりつけ歯科医」にご相談ください』
4月22日の新聞に出ていましたね!愛知県歯科医師会からの呼びかけです。治療中の方、治療を受けたい方は、迷ったら必ず歯科医院に電話をして相談してください。急を要する治療でなければ、「コロナが落ち着いてからでも大丈夫ですよ」、放置するとよくない場合は、「あと◯◯回だけは頑張ってきてくださいね」「今すぐ来てください」などと教えてもらえるはずです。
コロナウイルスは怖いと思います。でも、もし、「あと少し通院してください」と言われたら、今通っている歯科医院を信じてもうちょっと頑張ってみてください!
歯科医院側もコロナウイルス対策をしているはずです。3密にならないように予約数をコントロールしたり、換気をしたり、厚労省の通達通り不要不急の治療と必要な治療をしっかり区別したり、待合の本やおもちゃを全部しまっていたり、歯科医師だけではなく歯科衛生士さんや歯科助手さんもマスクやゴーグルを装着していたり、当然ですがアルコールで拭きまくっていたり、いろいろしているはずです。
もう一度、『ご自身の判断で治療を中断する前に「かかりつけ歯科医」にご相談ください』です!
「予防に勝る治療なし」
院長
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