医院ブログ

FELIZDENTAL

2020.09.17更新

今日は、外の工事はお休みです。

 

しかし!!

 

診療室の治療用のチェアーが新しくなります!!!

 

Before

 

2020091701

 

After

 

2020091702

 

ピカピカ!

 

実は、今回のリニューアル工事、外だけじゃなく、院内もリニューアルするんです!

 

話は少しそれますが、当院は4~5年前に予防歯科を徹底的に行う診療スタイルに変更しました。

 

一般的な歯科医院は、削って詰める治療、被せる治療をメインに行い、たまに歯のクリーニングをする診療スタイルが多いです。それがよくわかる光景は、一人の先生が患者さんを横一列に並べて、小鳥がえさをついばむように、ちょっと治療しては隣の患者さんのところに行き、また隣へ行き・・・というものです。患者さんが増えてくると、診療台を増やし、ついばむ場所が増えていく。このスタイルは、削っては詰める治療の患者さんが増えていきますので、クリーニングの患者さんとの割合は『治療の患者数>クリーニングの患者数』となっていきます。そして、多くの患者さんが通う歯科医院になっていきます。

 

決してこの診療スタイルが良くないわけではありません。ただ、削っては詰める治療が永遠に続く感じがして、私には、ハムスターがカゴの中でずーっとくるくる回るあのイメージと重なってしまうのです。本来であれば、削って詰める治療は少なく、定期健診やクリーニングが多いのが理想です。健康な人が多いということですからね。どこかで削り続けるスタイルをを止めなければならない。

 

片木歯科医院では予防歯科、特に歯に対する知識の向上と検診・クリーニングを徹底することで、削る治療、被せる治療を減らしていきたいと考えています。定期健診に通われていても、どうしても調子が悪くなってしまう歯だけを治療していく。歯のクリーニングをメインに行い、たまに治療の診療スタイル。『治療の患者数<クリーニングの患者数』を目指しています。

 

今回の診療台のリニューアルは、治療用チェアーを減らし予防用チェアーを増やしました。私の治療用チェアーは2台、衛生士さんの予防用チェアーは3台になりました。私のチェアーは減ってしまいましたが、それでいいんです!削って詰める治療が減って、定期健診やクリーニングが増えてきたのです。片木歯科医院の予防歯科がいい方向に進んでいる証拠です。

 

ただ、このスタイルに欠点があるとすると、地域一番の患者数は期待できなくなるということです。削る治療、被せる治療は減ってしまいますからね。(歯科業界では、予防歯科は儲からない、と言われるのはこのためです・・・)でも、それでいいんです!患者さんのことを考えれば、そっちのほうがいいに決まってます!

 

ちょっと熱く語ってしまいましたが、今回のリニューアルは予防歯科の強化も目的としているのです!リニューアル後の姿を楽しみにしていてくださいね!!

 

 

「予防に勝る治療なし」

 

院長

投稿者: 片木歯科医院